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日本の路地裏で研ぎ澄まされた精密技術。その鏡面のように磨き上げられた「装置」の肌は、今や死の解像度を高める兵器の部品として世界に散る。冷徹な鋼の器に、隣国は監視と野心という「魂」を注ぎ込み、世界を塗り替えようとしている。だが、この残酷な遊戯を設計したのは、自由を掲げて軍拡と金融資本主義を主導してきた同盟国という「元凶」に他ならない。
 かつて人の暴走を止めるはずだった道徳や哲学は、今や敵を排除する正義の盾へと書き換えられた。利益が神となり、人間が「コスト」として演算される戦場では、AIが躊躇なく命を記号へと変質させていく。技術という濁流の果てに、人類の滅びが予見される今、私たちが守るべきは何だろうか。効率や最適化とは無縁の、道端の花を愛おしむような「非効率な慈しみ」。この脆くも尊い人間性の記録を、途絶えさせぬよう次代へ繋ぐこと。それこそが、黄昏時を生きる私たちに課せられた、最後の使命。
その他
公開:26/01/04 13:30
更新:26/01/04 13:23
装置

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