山河の星々

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 昨今の酷暑にも関わらず私はよく夏の山に登る。といっても、夜明け直後の涼しい時分だ。

 外は明るくても山中は暗く、懐中電灯で足元を照らしながら歩く。何が出てくるかわからず非常に恐ろしい。日中の地獄の暑さと獣に襲われる怖さを天秤にかけたら後者のほうがマシだという結論に至った。

 登山の醍醐味は十人十色だろうが、私は登頂時の気持ちよさが忘れられない。山頂からの眺めとともに踏破したという満足感、脳内の快楽物質などが入り混じって心地よい。

 汗が噴き出ていてもそれが段々と体を冷やしていき、ついには寒くなっていくが、それも気持ちよく感じる。とくに風が吹いていると自然の中に調和した感がありなおよい。
 
その他
公開:26/01/04 11:44

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