逆ブーメランクッキー
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人間関係とはどこにいこうと厄介である。
この町内に引っ越して町内会に誘われ入って数年が経った。何一つ変わらない、変わろうとしない人々にうんざりする。元来、目標達成に向けて努力を惜しまない人生を歩んできた私にとっては苦痛で仕方なかった。
「もっと町内を発展させてゆくには…」構想を詳しく話そうとした所、女性の町内会長に険しく睨まれた。
「あんなに睨まなくっても…」
「それはつらいね…」
じゃあ、こんなのどう?と、話を聞いてくれた喫茶店のマスターがブーメラン型のクッキーを見せてくれた。
「逆ブーメランクッキーだよ。相手が行った仕打ちを思い浮かべながら食べると、その仕打ちが相手に返るんだ」
食べてみた。甘くて苦い味がした。
町内会長はその後、周囲から激しく睨まれるという仕打ちにあい、苦悶の中亡くなった。葬式の最中、思えばこの人にも良い所はあった…やらなきゃよかった…なんて今さら遅すぎた。
この町内に引っ越して町内会に誘われ入って数年が経った。何一つ変わらない、変わろうとしない人々にうんざりする。元来、目標達成に向けて努力を惜しまない人生を歩んできた私にとっては苦痛で仕方なかった。
「もっと町内を発展させてゆくには…」構想を詳しく話そうとした所、女性の町内会長に険しく睨まれた。
「あんなに睨まなくっても…」
「それはつらいね…」
じゃあ、こんなのどう?と、話を聞いてくれた喫茶店のマスターがブーメラン型のクッキーを見せてくれた。
「逆ブーメランクッキーだよ。相手が行った仕打ちを思い浮かべながら食べると、その仕打ちが相手に返るんだ」
食べてみた。甘くて苦い味がした。
町内会長はその後、周囲から激しく睨まれるという仕打ちにあい、苦悶の中亡くなった。葬式の最中、思えばこの人にも良い所はあった…やらなきゃよかった…なんて今さら遅すぎた。
その他
公開:26/01/06 19:07
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