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 送鯨(そうげい)。1度に何千人も運ぶことができる空飛ぶ鯨。路線バスのように決まったルートを巡回している。
 しかし、鯨の背中が広すぎた。降車ボタンを押しても、降り口に辿り着けない人が続出した。
 降り口を複数用意しても、人の壁が邪魔をしてやっぱり降りられない。
 だったらいっそ、ここに住んでしまえと人々は鯨の背に街を築いた。
 それはいつしか『浮鯨街(ふげいまち)』と名前を変え、人と文化を送迎するようになった。
ファンタジー
公開:25/12/29 22:22

猫目ちゅん

のんびり屋さんです。優しいお話が好きです。残酷なお話が嫌いです。読んでくださる方が、一瞬でも癒されたらいいなと思いながら書いています。癒し系小説家になりたい。たまにタイトル用のイラストも描きます。本当にたまにです。

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