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私はキミのそばにいる。
そう、いつもキミの側にいる。
キミは上機嫌で私に抱きついたり、悲しくて私の胸元に顔を埋め泣いたりもする。
怒って私を投げたこともあったけ。それも、今では良い思い出だ。
キミと私の付き合いは、もう何年になるだろうか。
キミはすっかり大きくなり、反対に私は縮んでしまった気がする。
キミが私を旅行に連れて行ってくれなかったことがあったけど、帰ってきた時のキミの顔はすごく眠そうだった。
キミのお母さんは、「もう、そんな古いの捨てなさい。」と言うけど、キミは私から離れようとしなかった。
そんなキミも結婚して、この家を出ていくことになった。
ついに、キミのそばにいられなくなる日が来たと思ったけど、キミは私を持っていくと言ってくれた。
どうやら、まだキミのそばにいられるみたいだ。
「やっぱり、この枕がないと寝られないのよね。」
そう、いつもキミの側にいる。
キミは上機嫌で私に抱きついたり、悲しくて私の胸元に顔を埋め泣いたりもする。
怒って私を投げたこともあったけ。それも、今では良い思い出だ。
キミと私の付き合いは、もう何年になるだろうか。
キミはすっかり大きくなり、反対に私は縮んでしまった気がする。
キミが私を旅行に連れて行ってくれなかったことがあったけど、帰ってきた時のキミの顔はすごく眠そうだった。
キミのお母さんは、「もう、そんな古いの捨てなさい。」と言うけど、キミは私から離れようとしなかった。
そんなキミも結婚して、この家を出ていくことになった。
ついに、キミのそばにいられなくなる日が来たと思ったけど、キミは私を持っていくと言ってくれた。
どうやら、まだキミのそばにいられるみたいだ。
「やっぱり、この枕がないと寝られないのよね。」
青春
公開:25/12/23 07:00
加賀美 秋彦と申します。
学生時代からのショートショート好きが高じて、2025年4月から自分でも書き始めました。
幅広く色々なジャンルの作品を書いていきたいと思っております。
よろしくお願いします。
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加賀美 秋彦