暗闇
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その男は一本の電信柱に恋をしてしまった。交際したいと思った。冷たい体を思い切り抱きしめたいと思った。しかし、誰からも反対された。男はその恋を諦めざるを得なかった。男は夜、アパートの自室のブレーカーを落とし、一人、暗闇で泣いた。窓の外には、電気で輝く街があった。
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公開:25/12/26 08:00
短い読み物を書いています。その他の短編→ https://tomokotomariko.hatenablog.com/
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六井象