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じいちゃんが遺したのは大きな家と蔵だった。家はおれが住むからいいとして、問題は蔵だ。なかにあるものを整理したいのだが開けることができないらしい。父ちゃんの話によれば、出入口に魔導師の呪いがかけられていて、それを解かなければ開かないのだと言う。半信半疑で現地に向かうと、遠目にもわかるくらい妖しげな紫色のオーラを漂わせた蔵があった。限界集落とはいえ村にはまだ数軒の家が残っているのに、よく苦情が入らなかったと思うレベルだ。おれはさっそく蔵の前に立ち、対話を試みることにした。
「蔵よ! わが名はヨシタケ! おまえを救う者だ! 理解できるなら応答を!」
『うぅぅ⋯⋯』
蔵は獣のような咆哮を上げたかと思いきや、いきなり雷の雨を降らせた。どうやら既に自我を失った状態のようだ。長丁場はお互いに不利益だと判断し、解呪の祝詞を唱えた。
ゲームで得た知識が役に立ったことで家族に見直され、長年の軋轢が解消された。
「蔵よ! わが名はヨシタケ! おまえを救う者だ! 理解できるなら応答を!」
『うぅぅ⋯⋯』
蔵は獣のような咆哮を上げたかと思いきや、いきなり雷の雨を降らせた。どうやら既に自我を失った状態のようだ。長丁場はお互いに不利益だと判断し、解呪の祝詞を唱えた。
ゲームで得た知識が役に立ったことで家族に見直され、長年の軋轢が解消された。
ファンタジー
公開:25/12/22 08:20
☆やコメントありがとうございます✨
作品のイラストはibisPaintやAIで作成しています。
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いちいおと