坊ちゃんロボット
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「これはいい買い物をした」
カフェの中で店長がつぶやいた。
視線の先には幼い男の子型のロボットがお客の対応をしていた。
昨今の人手不足を受け店長がロボットを導入したのだ。
名前は〝坊ちゃん”。
この坊ちゃん最近できたばかりの新作ロボットなのだがなかなか評判がいい。
ご婦人にコーヒーを持って行けば、孫みたいだと可愛がられ。
機嫌が悪そうな男性におしぼりを持っていかせれば、偉いなと褒められ男性は途端に笑顔になってしまう。
坊ちゃん会いたさにカフェの売り上げも右肩上がり。
店長は大喜びだった。
だがそれから一年が経った頃、坊ちゃんが今までと違う動きをし始めた。
言うことを聞かない、店中を走り回りお客とぶつかる始末。
これはおかしいと思った店長が修理業者を呼んだ。
「坊ちゃんはどこか悪いのでしょうか?」
心配そうに店長が尋ねる。
業者は坊ちゃんを見て察する。
「あ〜これはイヤイヤ期ですね」
カフェの中で店長がつぶやいた。
視線の先には幼い男の子型のロボットがお客の対応をしていた。
昨今の人手不足を受け店長がロボットを導入したのだ。
名前は〝坊ちゃん”。
この坊ちゃん最近できたばかりの新作ロボットなのだがなかなか評判がいい。
ご婦人にコーヒーを持って行けば、孫みたいだと可愛がられ。
機嫌が悪そうな男性におしぼりを持っていかせれば、偉いなと褒められ男性は途端に笑顔になってしまう。
坊ちゃん会いたさにカフェの売り上げも右肩上がり。
店長は大喜びだった。
だがそれから一年が経った頃、坊ちゃんが今までと違う動きをし始めた。
言うことを聞かない、店中を走り回りお客とぶつかる始末。
これはおかしいと思った店長が修理業者を呼んだ。
「坊ちゃんはどこか悪いのでしょうか?」
心配そうに店長が尋ねる。
業者は坊ちゃんを見て察する。
「あ〜これはイヤイヤ期ですね」
SF
公開:25/12/15 22:24
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橘 きり