トナカイの必要性

サンタクロースは今もクリスマスプレゼントの配達にトナカイを連れている。
さすがに昔みたくソリを引かす機会は減ったが、今もトナカイはサンタと行動を共にしている。
というのも、意外とサンタは起きてる子どもに見つかってしまう。そんな危機的状況を何とかするのがトナカイである。
想像してほしい。家の中にトナカイがいたとしたら？
そう、これは夢だと思うだろう。普通に考えてあり得ないから。
だが、夢ならばトナカイに触れてみたくなるだろう。トナカイに近付き、その毛皮に手を伸ばす。
ふわふわもこもこ。手触りもよく温かなそれは、触れる者を眠りへといざなう。夜更かしする子どもに効果は抜群だ！
草原の香りのする毛皮に包まれ、眠りに落ちる子ども。そっと布団へと戻せば、朝起きた時、昨夜の出来事は夢だったと錯覚してくれる。大人になる頃には忘れている。
意外かもしれないがクリスマスに見る夢の７割は現実に起こった事である。