思考の踏切

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 アイデアが浮かばない時は、きっと踏切が降りている。
 発想が飛び出さないように止められているのだ。きっとそうに違いない。
 だって何を考えようとしても、何も浮かばないんだもの。そんなのってないよ。
 それでも意地になって考えて、考えて、考えて。それでも踏切は上がらない。
 もういいや。お風呂にでも入ろう。ぷはぁ〜。極楽だ。
 そうすると、頭の中に会話が聞こえてきた。どこの誰だろう。夫婦かな?
 夫が何か文句を言っている。それを妻は楽しそうに聞いている。
 なるほど。ふふふ。これは面白そうだ。
 僕はお風呂を出るなり、机に向かってキーボードを叩き始める。
 いつの間にか踏切は上がっていた。
その他
公開:25/12/13 22:22

猫目ちゅん

のんびり屋さんです。よろしくお願いします。日常を書くのが好きです。ファンタジーも好きです。思いついたものならなんでも好きかもしれません。たまにタイトル裏のイラストも描きます。

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