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俺は勇者だ。
俺は囚われの姫を助けるため、数多の魔王の配下のモンスターを倒し、ついに魔王の城へと辿り着いた。
そして、俺と魔王の闘いが始まった。
さすが魔王。今まで闘った奴らとは比べ物にならない強さだ。
だが、俺は負けない。なぜなら、そうなっているからだ。
俺は渾身の必殺技を放ち魔王を倒した。
すると、魔王の断末魔に呼応するように、城が崩れ始めた。
俺は姫を抱えて、崩れ行く城から脱出した。
「ありがとう勇者。なんと、お礼をしてよいか...」
「礼には及びません。姫、貴女がご無事なら。」
俺と姫は夕日をバックにいいムードになった。
「充電してください。」
俺の枕元に置いてある充電式『夢見装置』がそう告げていた。
俺はここ何日もこの装置で、勇者の夢を観ていた。今日はその最終回だった。
「なんだよ、いいところだったのに。最近すぐに充電が切れるんだよな。ケーブル式に替えるか。」
俺は囚われの姫を助けるため、数多の魔王の配下のモンスターを倒し、ついに魔王の城へと辿り着いた。
そして、俺と魔王の闘いが始まった。
さすが魔王。今まで闘った奴らとは比べ物にならない強さだ。
だが、俺は負けない。なぜなら、そうなっているからだ。
俺は渾身の必殺技を放ち魔王を倒した。
すると、魔王の断末魔に呼応するように、城が崩れ始めた。
俺は姫を抱えて、崩れ行く城から脱出した。
「ありがとう勇者。なんと、お礼をしてよいか...」
「礼には及びません。姫、貴女がご無事なら。」
俺と姫は夕日をバックにいいムードになった。
「充電してください。」
俺の枕元に置いてある充電式『夢見装置』がそう告げていた。
俺はここ何日もこの装置で、勇者の夢を観ていた。今日はその最終回だった。
「なんだよ、いいところだったのに。最近すぐに充電が切れるんだよな。ケーブル式に替えるか。」
SF
公開:25/12/11 19:48
加賀美 秋彦と申します。
学生時代からのショートショート好きが高じて、2025年4月から自分でも書き始めました。
幅広く色々なジャンルの作品を書いていきたいと思っております。
よろしくお願いします。
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加賀美 秋彦