一緒に読む本

夫が”赤ちゃんと一緒に読む地球の歩き方”を買ってきた。
早速１歳の息子を膝に乗せ、本を開く。それを見て私はスマホのカメラを起動させる。
夫が本を読み始める。息子は本の内容と夫の声に目を輝かせる。
本の中に描かれた世界を、自分の足で歩きたいのだろう。息子は何度も立ち上がろうとする。
今まで一度も成功した事のない立っち。私も夫も、内心で「頑張れ」と息子を応援する。
だけどやっぱり、うまく立ち上がれない。今回もダメか…
悔し涙を流す息子。だけど、いつもみたく大泣きしない。
今日はダメだったけど、明日は立っちしてみせる！１歳にして、そんな気持ちが見え透いた。
１歳ともなると一人で立って歩く子もいる。それに比べると、息子の成長はゆっくりかもしれない。
でも子どもの成長もまた旅の一種であると”夫婦で一緒に読む地球の歩き方”に書いてあった。
焦らない。焦らせない。息子の歩みに、私達も寄り添っていこう。