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公園のベンチに座る二人のサラリーマンの前を、リードを持った女性が横切った。
普通なら、リードの先は犬の首輪に繋がっているだろう。
ごくたまに猫の場合もある。
もっと珍しいと恐竜…まぁ、それはないか。
だが、今もっと珍しいものが繋がっている。
透明なボトルだ。
まさにペットボトル。
しかも、四本の脚が生えて歩いている。
「最近増えましたよね。『ペットボトル』。総務の田中さんも経理の安達君も飼い出したらしいですよ」
そう。近年、特殊な餌を与えることで、ペットとして再利用されている。
「でも、飼えなくなって野良ペットボトルも増えてるってニュースでやってました。ポイ捨てですよね。先輩も飼ってます?」
「ああ。オスのペットボトルをな。元は酒が入ってた」
「可愛いいですか?」
「まあな。だが、散歩が困る。メスのペットボトルを見つけると、ふらふらと寄って(酔って)行くから」
普通なら、リードの先は犬の首輪に繋がっているだろう。
ごくたまに猫の場合もある。
もっと珍しいと恐竜…まぁ、それはないか。
だが、今もっと珍しいものが繋がっている。
透明なボトルだ。
まさにペットボトル。
しかも、四本の脚が生えて歩いている。
「最近増えましたよね。『ペットボトル』。総務の田中さんも経理の安達君も飼い出したらしいですよ」
そう。近年、特殊な餌を与えることで、ペットとして再利用されている。
「でも、飼えなくなって野良ペットボトルも増えてるってニュースでやってました。ポイ捨てですよね。先輩も飼ってます?」
「ああ。オスのペットボトルをな。元は酒が入ってた」
「可愛いいですか?」
「まあな。だが、散歩が困る。メスのペットボトルを見つけると、ふらふらと寄って(酔って)行くから」
ファンタジー
公開:25/11/24 16:13
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天文のエドワード