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『クリスマス優待券』
クリスマスの一ヶ月前、ウチの郵便受けにそんな券が入っていた。
クリスマス当日。
券に書かれた会場に着くと、俺以外は誰もいなかった。
すると突然、眩いライトが俺を照らし、思わず目を閉じた。
目を開けると、そこは子供の頃の俺の部屋だった。
俺は部屋を出て、リビングへ向かった。
妙に広く大きいリビングには、若い母と父。
ツリーの下には、白いリボンの赤い箱があった。
「クリスマスプレゼントだ!」
俺は夢中で駆け出した。
箱の中身は、子供の頃に欲しかったゲームソフトだった。
俺は飛び跳ねて喜んだ。
すると、再び視界が光に包まれた。
目を開けると、そこは元の会場だった。
俺の側にはスーツ姿の老紳士がいた。
「遅くなって、すまなかったね。」
老紳士はそう言うと、白いリボンの赤い箱を俺に手渡した。
俺はそれを受け取り、言った。
「ありがとう。サンタさん。」
クリスマスの一ヶ月前、ウチの郵便受けにそんな券が入っていた。
クリスマス当日。
券に書かれた会場に着くと、俺以外は誰もいなかった。
すると突然、眩いライトが俺を照らし、思わず目を閉じた。
目を開けると、そこは子供の頃の俺の部屋だった。
俺は部屋を出て、リビングへ向かった。
妙に広く大きいリビングには、若い母と父。
ツリーの下には、白いリボンの赤い箱があった。
「クリスマスプレゼントだ!」
俺は夢中で駆け出した。
箱の中身は、子供の頃に欲しかったゲームソフトだった。
俺は飛び跳ねて喜んだ。
すると、再び視界が光に包まれた。
目を開けると、そこは元の会場だった。
俺の側にはスーツ姿の老紳士がいた。
「遅くなって、すまなかったね。」
老紳士はそう言うと、白いリボンの赤い箱を俺に手渡した。
俺はそれを受け取り、言った。
「ありがとう。サンタさん。」
ファンタジー
公開:25/11/24 12:41
更新:25/11/24 22:37
更新:25/11/24 22:37
加賀美 秋彦と申します。
学生時代からのショートショート好きが高じて、2025年4月から自分でも書き始めました。
SF作品を書く事が多いですが、幅広く色々なジャンルの作品を書いていきたいと思っております。
よろしくお願い致します。
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加賀美 秋彦