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「ここが霧の谷。君は本当に小さいんだね、でもその目は大きい」と少年が言う。
「君は優しいね。僕、飛べるかな、試してみたいんだ」と竜は胸を膨らませた。
霧が揺れて、二人の呼吸が谷の歌に溶ける。
「怖くない?まだ小さいけど一緒なら平気かな?」と少年。
「怖い。でも君といると強くなる。君の声が背中を押すんだ」と竜。
夜明けまで話し、朝に小さな羽が震えた。
「君は優しいね。僕、飛べるかな、試してみたいんだ」と竜は胸を膨らませた。
霧が揺れて、二人の呼吸が谷の歌に溶ける。
「怖くない?まだ小さいけど一緒なら平気かな?」と少年。
「怖い。でも君といると強くなる。君の声が背中を押すんだ」と竜。
夜明けまで話し、朝に小さな羽が震えた。
ファンタジー
公開:25/11/26 12:54
更新:25/11/26 12:57
更新:25/11/26 12:57
短い物語の中に、小さな驚きと余韻をそっと閉じ込めています。
読んでくださる方に、“たのしい違和感”を届けられたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
KindleUnlimitedで読み放題です。
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森康雄