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裁判が行われていた。
この裁判の被告人は、かなりの凶悪犯らしく、傍聴席には被害者家族とマスコミ関係者が多数詰めかけていた。
検察側は被告人に犯行理由を問うた。
被告人
「私は故郷を救いたかったんです。確かに、あなた達には悪い事をしました。でも、仕方がなかったんです。」
被害者家族から怒号が飛ぶ。
裁判長
「静粛に!」
検察側
「仕方がない?では、あなたが金品を持ち去ったのも、故郷を救う為に仕方がなかったと?」
被告人
「それは...」
検察側
「あなたは、買収した仲間と共謀して島を襲い、我々の仲間を手に掛け、金品を強奪した。違いますか?」
被告人
「でも、元はと言えば、あの金品はあなた達が人間から奪ったものじゃないか!」
検察側
「だから、あなたが奪っていいと?」
マスコミ関係者
「この裁判、どうやら長くなりそうだ。なんたって、あの『桃太郎』が鬼に裁かれてるんだからな。」
この裁判の被告人は、かなりの凶悪犯らしく、傍聴席には被害者家族とマスコミ関係者が多数詰めかけていた。
検察側は被告人に犯行理由を問うた。
被告人
「私は故郷を救いたかったんです。確かに、あなた達には悪い事をしました。でも、仕方がなかったんです。」
被害者家族から怒号が飛ぶ。
裁判長
「静粛に!」
検察側
「仕方がない?では、あなたが金品を持ち去ったのも、故郷を救う為に仕方がなかったと?」
被告人
「それは...」
検察側
「あなたは、買収した仲間と共謀して島を襲い、我々の仲間を手に掛け、金品を強奪した。違いますか?」
被告人
「でも、元はと言えば、あの金品はあなた達が人間から奪ったものじゃないか!」
検察側
「だから、あなたが奪っていいと?」
マスコミ関係者
「この裁判、どうやら長くなりそうだ。なんたって、あの『桃太郎』が鬼に裁かれてるんだからな。」
ミステリー・推理
公開:25/11/25 23:15
更新:25/11/25 23:19
更新:25/11/25 23:19
加賀美 秋彦と申します。
学生時代からのショートショート好きが高じて、2025年4月から自分でも書き始めました。
SF作品を書く事が多いですが、幅広く色々なジャンルの作品を書いていきたいと思っております。
よろしくお願い致します。
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加賀美 秋彦