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ある日、男は海岸で一つのボトルメッセージを拾った。
内容は以下の通りである。
拝啓 コレを拾ってくださった方へ
少しばかり、私の話を聞いて頂きたいのです。
私には、ケイという友がおりました。
ケイとは幼馴染で、年少の頃から仲良く過ごしておりました。
それは大人になっても変わらず、二人の友情はいつまでも続くものだと思っておりました。
しかし、それは私がケイの愛した女性と結婚した事で終わりを迎えました。
友情とは積み木のようなもので、積み上げるのは難しくても崩すのは簡単です。
私はもう長くは生きられません。
そんな私の人生の後悔を、誰かに聞いてもらいたくて、手紙を書きました。
ここまで読んでくださった事を、心より感謝申し上げます。
敬具
手紙を読み終えると、男は呟いた。
「今から、ケイのメッセージを海に流すよ。」
ケイは、このメッセージ海岸から親友に向けて、ボトルメッセージを流した。
内容は以下の通りである。
拝啓 コレを拾ってくださった方へ
少しばかり、私の話を聞いて頂きたいのです。
私には、ケイという友がおりました。
ケイとは幼馴染で、年少の頃から仲良く過ごしておりました。
それは大人になっても変わらず、二人の友情はいつまでも続くものだと思っておりました。
しかし、それは私がケイの愛した女性と結婚した事で終わりを迎えました。
友情とは積み木のようなもので、積み上げるのは難しくても崩すのは簡単です。
私はもう長くは生きられません。
そんな私の人生の後悔を、誰かに聞いてもらいたくて、手紙を書きました。
ここまで読んでくださった事を、心より感謝申し上げます。
敬具
手紙を読み終えると、男は呟いた。
「今から、ケイのメッセージを海に流すよ。」
ケイは、このメッセージ海岸から親友に向けて、ボトルメッセージを流した。
その他
公開:25/11/21 22:01
加賀美 秋彦と申します。
学生時代からのショートショート好きが高じて、2025年4月から自分でも書き始めました。
SF作品を書く事が多いですが、幅広く色々なジャンルの作品を書いていきたいと思っております。
よろしくお願い致します。
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加賀美 秋彦