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朝の光がカーテンの隙間から差し込む、部屋を柔らかく染めた。
「これ…ちょっと早いけど」彼は小さな箱を差し出す。
「え、なに?」驚きと好奇心が混ざる声。
蓋を開けると、オレンジ色のリボンが静かに揺れる。
「君に似合うと思って」
彼の瞳を見つめると、胸がじんわり温かくなる。
「ありがとう…こんなにきれいな色」
「よかった。結んでみる?」
手首にリボンを結ぶと、笑顔が自然に溢れた。
「これ、ずっと大事にするね」
窓の外、空が明るくなるたび、ふたりの時間もゆっくり色づいていった。
「これ…ちょっと早いけど」彼は小さな箱を差し出す。
「え、なに?」驚きと好奇心が混ざる声。
蓋を開けると、オレンジ色のリボンが静かに揺れる。
「君に似合うと思って」
彼の瞳を見つめると、胸がじんわり温かくなる。
「ありがとう…こんなにきれいな色」
「よかった。結んでみる?」
手首にリボンを結ぶと、笑顔が自然に溢れた。
「これ、ずっと大事にするね」
窓の外、空が明るくなるたび、ふたりの時間もゆっくり色づいていった。
恋愛
公開:25/11/24 11:58
更新:25/11/24 11:59
更新:25/11/24 11:59
短い物語の中に、小さな驚きと余韻をそっと閉じ込めています。
読んでくださる方の日常に、ひとしずくの“たのしい違和感”を届けられたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
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森康雄