クリスマスの恐怖体験

クリスマスの深夜。スマホの画面が光った気がして、寝ぼけ眼で画面を覗き込む。
…なんだ。気のせいか。スマホを元に戻し、目を閉じる。眠れない…
薄目を開け、スマホを見るとスマホの画面からプレゼントを持った人間の腕が出てきた。
悲鳴をあげそうになる口を慌てて両手で塞ぐ。異変を察したのか、動きを止める腕。
だが、数秒後には枕もとにプレゼントを置いてスマホの中へと戻って行った。
…今のは何？夢？幻？プレゼントをくれたからサンタクロース？
恐る恐る、スマホを覗き込む。
スマホの画面から２本の腕が伸びてきたかと思うと首を絞めてきた。
苦しい…殺される…薄れゆく意識の中、必死に助けを求めるもその声は届かなかった。

目を覚ます。
…なんだ。夢か…
鏡で首を確認する。
…うん。何ともなっていない。やっぱり夢だったんだ。
ほっと一安心して、スマホに目を向ける。
スマホからプレゼントを持った人間の腕が出てきた。