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時間がかなり過ぎてからフリマ会場に行った。いつもなら何はさておき開始前には来るのに、今日は用事が重なり遅くなってしまった。既にどの店も残り商品は少なく、人気商品は既に売り切れている様だ。どんどん奥の方へ歩いていくと、一人の老人が店番をしている所があった。その店には古い品々がまだ多く並んでいた。
まだ良い物が残ってますねと声を掛けると、老人は目を細めて言った。ほう、この品々が貴方には見えるのですか。
ええ、私が探していた物がここにと指をさすと、老人は驚いたように品々へ声を掛けた。
お前達が買ってもらいたい人を選ぶと言うから、台の上を透明にして置いたけれど、まさか見える人が本当に来るなんてびっくりだよ。
私はそれらをすぐに購入した。その品は老人のぬくもりがまだ残っているのか、手にするとその暖かさが伝わってきた。
老人は私への有難うはなく品々に向かい、お前達良かったなぁと優しく声を掛けていた。
まだ良い物が残ってますねと声を掛けると、老人は目を細めて言った。ほう、この品々が貴方には見えるのですか。
ええ、私が探していた物がここにと指をさすと、老人は驚いたように品々へ声を掛けた。
お前達が買ってもらいたい人を選ぶと言うから、台の上を透明にして置いたけれど、まさか見える人が本当に来るなんてびっくりだよ。
私はそれらをすぐに購入した。その品は老人のぬくもりがまだ残っているのか、手にするとその暖かさが伝わってきた。
老人は私への有難うはなく品々に向かい、お前達良かったなぁと優しく声を掛けていた。
ファンタジー
公開:25/11/12 11:17
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gonsuke