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ある南海の離島に火種が売っている。
マグマのように燃え盛る種なのだ。
これをコップに入った水につけると、1週間ほどで陸地ができる。
できた陸地には、しばらくたつと苔のような植物が生え、虫が湧き、それを餌に鳥が来て、新しい生態系ができる。
コップの中に島ができるのだ。
研究者には垂涎のシロモノだ。
さらには、この奇妙な島をこっそり育てる子供たちがあとをたたない。
こっそり、というのも、島の大人たちは「この種を絶対に水につけてはならない」と言う。
育ちすぎるからだ。
ついには日本政府が、この島の種を育てることに重罪を科すことになる。
育ちすぎた島が、飼い主に海に放されて新たな島となり、中国との領土問題の火種になるからだ。
マグマのように燃え盛る種なのだ。
これをコップに入った水につけると、1週間ほどで陸地ができる。
できた陸地には、しばらくたつと苔のような植物が生え、虫が湧き、それを餌に鳥が来て、新しい生態系ができる。
コップの中に島ができるのだ。
研究者には垂涎のシロモノだ。
さらには、この奇妙な島をこっそり育てる子供たちがあとをたたない。
こっそり、というのも、島の大人たちは「この種を絶対に水につけてはならない」と言う。
育ちすぎるからだ。
ついには日本政府が、この島の種を育てることに重罪を科すことになる。
育ちすぎた島が、飼い主に海に放されて新たな島となり、中国との領土問題の火種になるからだ。
SF
公開:25/11/09 22:06
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かじ