死に際が肝心

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「私は何一つ間違っていない、発言を撤回するつもりもない!」

我ながら清々しい傲慢と自信で唖然とする人々には目もくれず、退席した。

突然の不調で入院となったのは、その数日後だった。

「こんな五月晴れでも出られんとはなぁ…」

窓から差してくる光を眺めながらベッドの上でため息をもらした時だったか。
カララ…と病室の戸が開いたので、誰が来たのか確かめるべく、顔を動かした。
幾人いるうちの、孫娘だ。が、その姿をみて衝撃が走った。髪はほつれ、服は所々破れていた。文字通りボロボロだった。

「おじいちゃんのせいよ…」

そう言って孫は…―――――――


「ね、知ってる?あの人の最期…」
「ああ、新聞で、なんとなく…」
「結局、富とか名誉とかさ、」
「死ぬ間際には何の役にも立たないもんねー」
ホラー
公開:25/05/09 11:11
更新:26/01/02 16:51

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