うしろの正面だあれ
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「…お久しぶりです」
後ろから聞こえた若い男性の声。
でも知らない声だ。いや、長らく会ってなかった友人かもしれない。それなら声が変わってるのも頷ける。
いや、身内の可能性も有り得る。弟か息子、家の庭をいじっているから、その可能性は十分有り得る。
弟には、散々迷惑もかけられて、今何しているかも分からない。
息子だってしばらく喧嘩別れだった。それなら、小っ恥ずかしくて後ろをなんて振り返れない。
どうしてこんなに悩んで後ろを振り返られずにいるのに、相手は名乗ってくれないの!もしかして、名乗れないほど緊張してる??私にそんな人…、いたわ。
元彼。金遣いが荒くって、いくらか貸してたけど。でも3人ともこんな声だったかな…。
そもそも、知らない人って可能性もある。
もう、しょうがない。答え合わせ。
「あぁ、お久しぶりです。刑事さん、また弟で何か。」
あれだけ悩んだのが馬鹿みたいだ。
後ろから聞こえた若い男性の声。
でも知らない声だ。いや、長らく会ってなかった友人かもしれない。それなら声が変わってるのも頷ける。
いや、身内の可能性も有り得る。弟か息子、家の庭をいじっているから、その可能性は十分有り得る。
弟には、散々迷惑もかけられて、今何しているかも分からない。
息子だってしばらく喧嘩別れだった。それなら、小っ恥ずかしくて後ろをなんて振り返れない。
どうしてこんなに悩んで後ろを振り返られずにいるのに、相手は名乗ってくれないの!もしかして、名乗れないほど緊張してる??私にそんな人…、いたわ。
元彼。金遣いが荒くって、いくらか貸してたけど。でも3人ともこんな声だったかな…。
そもそも、知らない人って可能性もある。
もう、しょうがない。答え合わせ。
「あぁ、お久しぶりです。刑事さん、また弟で何か。」
あれだけ悩んだのが馬鹿みたいだ。
公開:25/05/07 00:00
更新:25/05/07 00:03
更新:25/05/07 00:03
長い物語の中の短い独白。
思い付きで書いたもの。
ここでも書いてます
note
https://note.com/umina1043/
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