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俺は元気が取り柄で落ち込むことなんてそうそうない。だからガクショク病にかかるとは思いもしなかったんだ。
最近この大学でガクショク病が流行り出した、という噂を聞いたことが始まりだった。学食を食べた学生たちが揃って鬱になり、2日間落ち込むんだとか。
「俺は絶対に大丈夫。学食を食べただけで鬱になるような男じゃないぜ」
周りの友達に心配されながらも食べ進め、最後の一口を平らげた。「ほら、大丈夫だっただろ?」と言おうとした時、
ガクッ、ショック。
唐突に気分が下がり、何がショックなのか分からないまま落ち込んでいった。
友達の1人が俺に何か話しかけているが、聞く気にもなれない。ぼーっとしていると、その友達が俺の口に何かを入れた。
その瞬間、気持ちがカラッと晴れ、気分もアガッた。
「何でだ?」
「唐揚げだよ唐揚げ。でも分かっただろ?誰だって落ち込むことはある。これからはもう慢心するなよ?」
最近この大学でガクショク病が流行り出した、という噂を聞いたことが始まりだった。学食を食べた学生たちが揃って鬱になり、2日間落ち込むんだとか。
「俺は絶対に大丈夫。学食を食べただけで鬱になるような男じゃないぜ」
周りの友達に心配されながらも食べ進め、最後の一口を平らげた。「ほら、大丈夫だっただろ?」と言おうとした時、
ガクッ、ショック。
唐突に気分が下がり、何がショックなのか分からないまま落ち込んでいった。
友達の1人が俺に何か話しかけているが、聞く気にもなれない。ぼーっとしていると、その友達が俺の口に何かを入れた。
その瞬間、気持ちがカラッと晴れ、気分もアガッた。
「何でだ?」
「唐揚げだよ唐揚げ。でも分かっただろ?誰だって落ち込むことはある。これからはもう慢心するなよ?」
ファンタジー
公開:25/05/01 20:57
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