重さ

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 真夜中の公園で、救急車と霊柩車が、シーソーに乗って遊んでいる。機材やら何やらで救急車の方が重いはずなのに、シーソーは霊柩車の方に傾いた。「死んだ人たちの思いの分だけ重いのさ」霊柩車は得意げに言った。次の日から救急車は、アクセルを踏まれても速度を上げないことにした。
ホラー
公開:25/04/29 19:10

六井象

短い読み物を書いています。その他の短編→ https://tomokotomariko.hatenablog.com/

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