ビニール袋に懐かれた話

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夜道で猫と思って声をかけたのはビニール袋だった。
袋は私の声に反応するとこちらに駆け寄って来た。何となく放っておけなくて、袋を持ち帰る。
家に到着するや部屋を走り回る袋。我が家のビニール袋は私の拾ってきた袋に反応しない。沈黙を貫く。それが普通だ。
餌を必要としない袋だが睡眠は必要なようだ。毎晩私の傍らで眠っている。
で、翌朝目が覚めると私の頭をすっぽりと覆っている。これが中々不快である。
その話を同僚にすると「一度病院で見てもらった方がいい」と言われた。
それはビニール袋か?それとも私の精神か?
「糖尿病の検査だよ。糖尿病が悪化して、視界がビニール袋被せられたみたくぼやけたって人、結構いるみたい」
そのアドバイスを聞き入れた私は病院へと行き、検査をした。
結果は糖尿病予備軍。早期に気付けて良かった。
それをビニール袋に報告するとまるで役目終わったと言わんばかりに物言わぬビニール袋と化した。
公開:25/04/24 21:27

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
そのIDも凍結されてしまったので旧アカウントには手出しができない状態です。
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…2年経過で、ただただ失望した…

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