愛とレモン

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 唐揚げ屋の仕事を終え、家に帰ると、妻が出迎えてくれた。妻はおもむろに、唐揚げのにおいにまみれた俺の全身に、香水を吹き付けた。その香水はレモンの香りがした。「おいしそう」妻はそう言って、抱きついてきた。妻は唐揚げにレモンをかけるタイプだと思い出した。
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公開:25/04/18 21:04

六井象

短い読み物を書いています。その他の短編→ https://tomokotomariko.hatenablog.com/

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