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死刑囚は毎日一つずつ、独房の壁に、自身の血で、"?"と書いていた。そしてそれをじっと見つめて過ごした。無表情だった。独房の壁は、"?"だらけだった。しかし、ある日、死刑囚は、独房の壁に"!"と書いた。そしてそれをじっと見つめて過ごした。笑っていた。死刑執行日の前日のことだった。
ホラー
公開:25/04/14 19:20
短い読み物を書いています。その他の短編→ https://tomokotomariko.hatenablog.com/
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