そんなバナナ
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「お、もうクリスマスパーティーの準備か?」
夜遅くまで頑張った娘と嫁さんはまだ夢の中。俺は腹の虫に起こされキッチンへ。普通の黄色いバナナある、だが、皮をむき始めたその瞬間、ピンクの小さな風船がポンッ!って中から飛び出してきた。
「はぁっ?!」
驚きのあまりバナナの皮踏んづけて、ド派手に尻もちついた痛みで、夢じゃないとハッキリ分かる。
「待てよ……これ、ただのバナナだろ?」
ドキドキしながらもう一本むいてみる。今度は、紙吹雪がパラパラッと舞う。
「そんなバナナ!」
「アンタ、朝からなに騒いでんの?」
「こっ、このバナナ! 中から紙吹雪が。さっきは風船まで出てきたんだ! 嘘じゃないんだって」
「それパーティーグッズよ、アンタのその顔、最高!」
それからというもの、バナナを食べるたびに、嫁と娘に「何か出てくるかな〜?」ってからかわれ、いつのまにか、みかんにしたのは語るまでもない。
夜遅くまで頑張った娘と嫁さんはまだ夢の中。俺は腹の虫に起こされキッチンへ。普通の黄色いバナナある、だが、皮をむき始めたその瞬間、ピンクの小さな風船がポンッ!って中から飛び出してきた。
「はぁっ?!」
驚きのあまりバナナの皮踏んづけて、ド派手に尻もちついた痛みで、夢じゃないとハッキリ分かる。
「待てよ……これ、ただのバナナだろ?」
ドキドキしながらもう一本むいてみる。今度は、紙吹雪がパラパラッと舞う。
「そんなバナナ!」
「アンタ、朝からなに騒いでんの?」
「こっ、このバナナ! 中から紙吹雪が。さっきは風船まで出てきたんだ! 嘘じゃないんだって」
「それパーティーグッズよ、アンタのその顔、最高!」
それからというもの、バナナを食べるたびに、嫁と娘に「何か出てくるかな〜?」ってからかわれ、いつのまにか、みかんにしたのは語るまでもない。
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公開:25/04/12 09:53
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