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宇宙の片隅で、僕は小さな光る種を拾った。鼓動を感じる、不思議な種だった。
旅を続けるうちに、いろんな種と出会った。すぐに芽吹く種もあれば、静かに眠ったままの種もあった。
僕は種たちをそっと胸に抱き、歩き続けた。育てようとも、無理に名前をつけようとも思わなかった。種は種のままで、美しかったから。
やがて、僕の胸の中は小さな光でいっぱいになった。
ある夜、ふと見上げると、抱きしめてきた種たちは夜空で星になって輝いていた。
失ったものなんて、ひとつもなかった。すべてがちゃんと光になって、空を満たしていたんだ。
だから今日も、僕は新しい光の種を探しながら、歩いていく。
旅を続けるうちに、いろんな種と出会った。すぐに芽吹く種もあれば、静かに眠ったままの種もあった。
僕は種たちをそっと胸に抱き、歩き続けた。育てようとも、無理に名前をつけようとも思わなかった。種は種のままで、美しかったから。
やがて、僕の胸の中は小さな光でいっぱいになった。
ある夜、ふと見上げると、抱きしめてきた種たちは夜空で星になって輝いていた。
失ったものなんて、ひとつもなかった。すべてがちゃんと光になって、空を満たしていたんだ。
だから今日も、僕は新しい光の種を探しながら、歩いていく。
ファンタジー
公開:25/04/07 18:00
更新:25/04/07 04:17
更新:25/04/07 04:17
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