しーっ!!
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路地を歩いていると突然、男に銃を突きつけられた。私は思わず「あっ!」っと大きな声を出す。すると男は焦った様子で「しーっ!」と口元に人差し指をあてた。男につられるように私も口元に手をあてて口を押さえた。安心したのか、男は「とりあえず、すぐには撃たないんで。静かに。ねっ。お互いの為に。ねっ。」
「はい。」と言うよりほかない。
しばしの膠着状態。男はしきりに腕時計を見ている。
私「あのう~。」
男「しーっ!!静かにって言ったでしょ!!」
私「すっ、すいません。」
男のスマホが鳴る。慌てて出る男。
男「あ~。え~と。はぁ~。で、オレはどうすればいいんですか。えっ?もう、こめかみに銃、突きつけちゃったんですけど。」なにやら困った様子。男はこちらに振り向いて「なんか、人違い?らしいんすわ。で、撃つなって、本部が。」
私「じゃあ、撃たないで。」
男「ゴメンね。撃ちたい衝動がもう、止められないわ」バン!!
「はい。」と言うよりほかない。
しばしの膠着状態。男はしきりに腕時計を見ている。
私「あのう~。」
男「しーっ!!静かにって言ったでしょ!!」
私「すっ、すいません。」
男のスマホが鳴る。慌てて出る男。
男「あ~。え~と。はぁ~。で、オレはどうすればいいんですか。えっ?もう、こめかみに銃、突きつけちゃったんですけど。」なにやら困った様子。男はこちらに振り向いて「なんか、人違い?らしいんすわ。で、撃つなって、本部が。」
私「じゃあ、撃たないで。」
男「ゴメンね。撃ちたい衝動がもう、止められないわ」バン!!
その他
公開:25/04/05 10:23
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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。
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