話のタネ

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「ねえねえ、隣の奥さんったらね…」

「こないだ、話題のあの店に行ってきたんだけどさあ…」

「ほら、こないだもこのタレントっていうか、お笑いの人?
…したそうよ~」

「それでね…」

まったく次から次へと、
話のタネに、こまらない人っていうのはいるものだ。

世間を騒がせる有名人や政治家たちも、新聞や週刊誌を賑わすネタを供給することに事欠かない。

何故なのか。
それは、本人たちも気づかないうちに、頭の中にそういった「種」を植えられているのだ。
「小人」たちに。

本人たちは自分の意志で、そういった行動をしたつもりでも。。

「ほら。もうこんな夜遅くになってしまったよ。あまり夜更かししてはいけませんよ。だいたい、「欲」にくらんだ連中に面白がって、小人はそういった「種」を植えにくるらしいんだよ。あなたは大丈夫。心が純粋だからね」

「それじゃ、おやすみなさい」

私は、横になって寝た。
その他
公開:25/03/28 20:20
タネ ネタ 日常 不思議 奇妙 小人 純粋

まえとら( https://twitter.com/mae10ra )

はじめまして。
「まえとら」と申します!作品を読んでいただけたら嬉しいです!
※以前の作品に関しましては、「前虎」ページにて184作品をご覧いただけます。
(そちらのページは2023年4月23日からログインできない状態でしたが復旧したようです。)
今後の投稿作品は、こちらの「まえとら」のページに投稿いたします!
■小説投稿サイト「小説家になろう」さんでの「まえとら」ページでも全作品ご覧いただけます。
よろしくお願いいたします。
 

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