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「映えてるわね〜」「これはバズる、いやバスるわよきっと」
話のネタになっているのは「コントラストバス」。「コントラバス」ではなく「コントラストバス」である。全国でも私の地元にしかない珍しいバスだ。
緑の山の中を走れば車体は赤くなり、暗い夜道を走ると車体は白く輝く。
このコントラストバスは元々は騒音対策のために作られた。長い間私の地元では暴走族のバイクのコール音に悩まされていたが、このコントラストバスが走るようになってからはバイクのコール音がほとんど聞こえなくなった。聞こえなくなったと言っても、暴走族がいなくなったのではない。バスの発する優しい重低音が、耳をつんざくようなバイクの音を中和し、心地よいメロディに変えるのだ。
暴走族自身も心地よく感じてしまい、このバスと一緒に走りたがる暴走族が急増した。
さて、今日はコントラストバスの定期点検日。
街中は急増した暴走族たちが放つ爆音に包まれた。
話のネタになっているのは「コントラストバス」。「コントラバス」ではなく「コントラストバス」である。全国でも私の地元にしかない珍しいバスだ。
緑の山の中を走れば車体は赤くなり、暗い夜道を走ると車体は白く輝く。
このコントラストバスは元々は騒音対策のために作られた。長い間私の地元では暴走族のバイクのコール音に悩まされていたが、このコントラストバスが走るようになってからはバイクのコール音がほとんど聞こえなくなった。聞こえなくなったと言っても、暴走族がいなくなったのではない。バスの発する優しい重低音が、耳をつんざくようなバイクの音を中和し、心地よいメロディに変えるのだ。
暴走族自身も心地よく感じてしまい、このバスと一緒に走りたがる暴走族が急増した。
さて、今日はコントラストバスの定期点検日。
街中は急増した暴走族たちが放つ爆音に包まれた。
公開:25/03/31 12:33
更新:25/03/31 12:40
更新:25/03/31 12:40
Yahoo!でのログインがどうもできないので新たに作りました。
20代男。趣味でショートショートを書いてます。
夢は「坊っちゃん文学賞」受賞!
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