美しい脚の展示場
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大好きな彼女におねだりされ、脚の展示場に来た。
宮殿を思わせるつくりの室内。真っ白な広間の中、所狭しと二本でワンセットの美脚たちが並んでいる。
「凄い。これ全部試せるの?!」
「そうらしいね。館長に美脚を認められれば自分の脚と交換して借り出すこともできるそうだ」
昔少しだけ陸上をやっていたという彼女は常々美脚を自慢していたが、目の前の足たちには及ばない。彼女自身もそれはわかるようで「いいわ。映える写真を撮り溜めるから」と言う。
「素晴らしいのはやっぱりこの黒人モデルの脚かしら。でも肌色が上半身とチグハグだからやめましょ。こっちは……あぁダメ。肌色が明るすぎる」
ブツブツ呟く彼女。僕の存在はもう見えていない様だ。
その隙に僕は館長のところへ行き一脚借りるのに成功する。彼女だって僕の身長が高くなれば嬉しいだろうし。
宮殿を思わせるつくりの室内。真っ白な広間の中、所狭しと二本でワンセットの美脚たちが並んでいる。
「凄い。これ全部試せるの?!」
「そうらしいね。館長に美脚を認められれば自分の脚と交換して借り出すこともできるそうだ」
昔少しだけ陸上をやっていたという彼女は常々美脚を自慢していたが、目の前の足たちには及ばない。彼女自身もそれはわかるようで「いいわ。映える写真を撮り溜めるから」と言う。
「素晴らしいのはやっぱりこの黒人モデルの脚かしら。でも肌色が上半身とチグハグだからやめましょ。こっちは……あぁダメ。肌色が明るすぎる」
ブツブツ呟く彼女。僕の存在はもう見えていない様だ。
その隙に僕は館長のところへ行き一脚借りるのに成功する。彼女だって僕の身長が高くなれば嬉しいだろうし。
その他
公開:25/03/23 09:46
更新:25/03/23 21:37
更新:25/03/23 21:37
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