りんごの国

2
2

私「アッポー。ちょっと違う。アッポー。アッポー。」
りんごの国の住人「もういいでしょ。ネイティブな発音に拘らなくても。」
私「いや。もうちょっと。アッポー。アッポー。アッポー。」
りんごの国の住人「かなりネイティブな発音に近いですよ。それくらいで大丈夫ですよ。誰も気にしませんよ。」
私「いや、私にもプライドがあります。正しい発音をしたいのです。」
りんごの国の住人「私たちは正式にあなたを受け入れますよ。あなたは、りんごの国の住人です。私たちの同胞ですよ。」
私「いや、困ります。私は心からあなた方の同胞、同志になりたいのです。ですから、お願いします。やらせて下さい。もう少しなんです。もう少しで、正確な発音が、ネイティブな発音ができそうなんです。アッポー。アッポー。アッポー。」
りんごの国の住人「わかりました。待ちましょう。」
私「ありがとうございます。必ずネイティブな発音を習得します!!」
ファンタジー
公開:25/03/12 17:27

ソフトサラダ( 埼玉 )

ログインできなくなったので新たなアカウントで再始動。

時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。 
 

 

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容