女の幽霊

友人に誘われ、心霊スポットにやってきた俺。
そこで俺は友人と女の幽霊を見て逃げ出した。

友人「背筋がゾクッとしたな」
俺『全身に電気が走ったみたいで一瞬、動けなくなったよ』

友人「髪の長い女だったな」
俺『だけどショートボブが似合いそうな女だった』

友人「血走った目に呻き声。この世に恨みを抱えているって感じだったな」
俺『多分、花粉症だろう。目は痒いし、鼻も詰まってしんどいんだと思う』

友人「地面を這いつくばるように身を沈めていたな。こっちにとびかかってきたらどうしようかと思った」
俺『コンタクトレンズを落としたのだろう。俺達がうっかり踏んでしまわないか、ドキドキしたよ』

友人「今度来る時さ、花でも持って来ようぜ。俺達だけでも、あの人をちゃんと弔ってやろう」
俺『それより今から行って、あの人助けないか？お前、花粉症の薬持っていたよな？３人で探せばコンタクトレンズすぐ見つかるって』