気が早い
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今日の給食のメニューは人間だ。
彼は朝から楽しみにしていた。
授業中、給食室から悲鳴が聞こえてきた。
「ぎゃあ」
それを聞いた彼の腹が鳴った。
ぐう。
「ぎゃあ」
ぐう。
「気が早いのは誰だあ?」
と先生が言って、皆が笑った。
彼は自分の頭をこつんと叩き、虹色に輝く舌をぺろりと出した。
彼は朝から楽しみにしていた。
授業中、給食室から悲鳴が聞こえてきた。
「ぎゃあ」
それを聞いた彼の腹が鳴った。
ぐう。
「ぎゃあ」
ぐう。
「気が早いのは誰だあ?」
と先生が言って、皆が笑った。
彼は自分の頭をこつんと叩き、虹色に輝く舌をぺろりと出した。
ホラー
公開:25/03/05 21:17
短い読み物を書いています。その他の短編→ https://tomokotomariko.hatenablog.com/
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