牧場端会議
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「このままでは、日本中の牧畜への影響は計り知れませんな」
「本当ですよ。たかが寄生虫で、ここまで追いつめられることになるとは……」
「牛たちがかわいそうでなりません。早く何とかしなければ」
「寄生された数はどれくらいですか?」
「地方でもすでに100を超えて、東京では遂に500を超えてしまいました」
「まずいな……まだまだ増えるぞ」
「あ、たった今情報が入りました。……北海道でも被害が出てしまったそうです」
「何?数は?」
「ものすごいスピードです。今現在、既に1000人を超えています」
「参ったな……これでは牛たちの立場が無いぞ」
「我々の方が乳の出も、味も良いときてますからね」
「………まずい、そろそろ搾乳の時間だ。今日の会合はこれにてお開きとする」
牛たちは、わざとらしくモ~~~と言いながら小屋へと戻って行った。
「本当ですよ。たかが寄生虫で、ここまで追いつめられることになるとは……」
「牛たちがかわいそうでなりません。早く何とかしなければ」
「寄生された数はどれくらいですか?」
「地方でもすでに100を超えて、東京では遂に500を超えてしまいました」
「まずいな……まだまだ増えるぞ」
「あ、たった今情報が入りました。……北海道でも被害が出てしまったそうです」
「何?数は?」
「ものすごいスピードです。今現在、既に1000人を超えています」
「参ったな……これでは牛たちの立場が無いぞ」
「我々の方が乳の出も、味も良いときてますからね」
「………まずい、そろそろ搾乳の時間だ。今日の会合はこれにてお開きとする」
牛たちは、わざとらしくモ~~~と言いながら小屋へと戻って行った。
SF
公開:25/03/01 23:27
カクヨム、小説家になろう様でも活動しております。
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