キュポン
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夏、昼寝をしていたら、外から、キュポン、という音がした。
ああ、またか。
寝起きの頭で、天井をぼんやり見ながらそう思っていると、続いて、キューッ、キューッ、という音が聞こえてきた。
体を起こし、窓の外を見る。
入道雲に、赤いペンで巨大な「×」が書き込まれていた。
今年の神様はまた悩んでいる。
再びベッドに横になり少し眠り、目を覚まして、窓の外を見ると、ぴかぴかの新しい入道雲がたたずんでいた。
さっきのやつと何が変わったのかは、やっぱりよくわからなかった。
ああ、またか。
寝起きの頭で、天井をぼんやり見ながらそう思っていると、続いて、キューッ、キューッ、という音が聞こえてきた。
体を起こし、窓の外を見る。
入道雲に、赤いペンで巨大な「×」が書き込まれていた。
今年の神様はまた悩んでいる。
再びベッドに横になり少し眠り、目を覚まして、窓の外を見ると、ぴかぴかの新しい入道雲がたたずんでいた。
さっきのやつと何が変わったのかは、やっぱりよくわからなかった。
ファンタジー
公開:25/02/24 23:33
短い読み物を書いています。その他の短編→ https://tomokotomariko.hatenablog.com/
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