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あるところにスゴ腕の歯科医がいた。彼の手にかかればどんなに難しい状態の歯でも治療可能で、痛みや後遺症もなく簡単に歯を抜くことができた。
ある日、勇者がこの歯科医院を訪れて頭を下げた。
「お願いがあります。一緒に来てください」
勇者に案内されて到着したのは洞窟の中。奥に進むとそこにあったのは岩に刺さった聖剣だった。
「あなたの技術でこれを抜いて欲しいのです」
歯科医が岩と聖剣に麻酔をかけて柄を引っ張ると、剣はするりと抜けた。勇者は歓喜する。
「これでモンスターと戦える!魔王を倒せる」
しかし局所麻酔で意識があった聖剣は自分を抜いたのが勇者ではなく歯科医だと知っており、勇者を拒絶したのだった。
「私の主はこのお医者様です」
歯科医は仕方なく聖剣を持ち帰り
「いてえ!このヤブ医者訴えるぞ」
「これ(聖剣)で歯茎切開しましょうか?」
「…すみません」
モンスターペイシェントと戦っている。
ある日、勇者がこの歯科医院を訪れて頭を下げた。
「お願いがあります。一緒に来てください」
勇者に案内されて到着したのは洞窟の中。奥に進むとそこにあったのは岩に刺さった聖剣だった。
「あなたの技術でこれを抜いて欲しいのです」
歯科医が岩と聖剣に麻酔をかけて柄を引っ張ると、剣はするりと抜けた。勇者は歓喜する。
「これでモンスターと戦える!魔王を倒せる」
しかし局所麻酔で意識があった聖剣は自分を抜いたのが勇者ではなく歯科医だと知っており、勇者を拒絶したのだった。
「私の主はこのお医者様です」
歯科医は仕方なく聖剣を持ち帰り
「いてえ!このヤブ医者訴えるぞ」
「これ(聖剣)で歯茎切開しましょうか?」
「…すみません」
モンスターペイシェントと戦っている。
公開:25/02/19 11:51
更新:25/02/20 08:06
更新:25/02/20 08:06
山吹橙子(やまぶきとうこ)と申します。趣味で小説にチャレンジ中の平凡な会社員です。
楽しい話、ツッコミたくなる話が書けるよう日々精進しています。
ど素人のひよっこですがよろしくお願いします!
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