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ホテルの会場を貸し切っての同窓会に幹事の気合を感じた。
だが足が止まる。会場が隣接して2つあるのだ。
「◯✕高等学校同窓会」と赤と青の看板が並んでいた。
とりあえず青に入る。人がまばらで少し寂しい人数だ。
「おお、Yじゃないか」「もしかしてHか。卒業以来だな」
だが声を掛けられ、思い出話に花が咲いた。
「Y、知ってるか。来年併合の話」「ああ聞いた。時代の流れだが世知辛いよな。母校が無くなるのは寂しいよ」
Hの表情が一瞬にして真顔になった。
「お前の会場はこっちじゃない。向こうだよ」Hは席を立ってしまった。
戸惑いつつ赤の会場に入った。大勢の同窓生で賑わっている。
「Y!遅かったじゃないか」親友のKが居た。
「青の会場に居てさ。お前は違うって出されたんだ。この色分けは何だ」
Kは笑った。
「お前、向こうで母校の話しただろ」
「当たり前だろ、同窓会なんだから」
「向こうは我が父校の連中さ」
だが足が止まる。会場が隣接して2つあるのだ。
「◯✕高等学校同窓会」と赤と青の看板が並んでいた。
とりあえず青に入る。人がまばらで少し寂しい人数だ。
「おお、Yじゃないか」「もしかしてHか。卒業以来だな」
だが声を掛けられ、思い出話に花が咲いた。
「Y、知ってるか。来年併合の話」「ああ聞いた。時代の流れだが世知辛いよな。母校が無くなるのは寂しいよ」
Hの表情が一瞬にして真顔になった。
「お前の会場はこっちじゃない。向こうだよ」Hは席を立ってしまった。
戸惑いつつ赤の会場に入った。大勢の同窓生で賑わっている。
「Y!遅かったじゃないか」親友のKが居た。
「青の会場に居てさ。お前は違うって出されたんだ。この色分けは何だ」
Kは笑った。
「お前、向こうで母校の話しただろ」
「当たり前だろ、同窓会なんだから」
「向こうは我が父校の連中さ」
その他
公開:25/02/18 11:10
まずは自分が楽しむこと。
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