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散歩していたら、新しくできたラーメン屋を見つけた。ちょうど夕飯はなににしようか悩んでいたところだ。私は迷わずのれんをくぐった。
「しゃっせー! カウンターのお好きな席にどうじょー!」
カウンター席しかない店内はかなり混んでいて、最奥の一席しか空いていなかった。相当気を遣ったつもりだが、五人の客にぶつかった。
店員は金髪の若者だけのようだ。彼は麺の湯切りをしながら私に言った。
「おすめすは、とこんちゅチャメっしゅ!」
隣の客が「とんこつチャーシュー麺がおすすめです」と通訳してくれたので、せっかくだからとそちらを注文する。
しかし十分後、私の前にはキャベツラーメンのどんぶりが置かれた。周りを見たら、ほかの客にも同じものが出されていた。
親切な隣の客がこっそり教えてくれた。
「店名の『ポンコツラーメン』にふさわしいポンコツっぷりでしょ? でも味は間違いないんですよ」
推しの店が一軒できた。
「しゃっせー! カウンターのお好きな席にどうじょー!」
カウンター席しかない店内はかなり混んでいて、最奥の一席しか空いていなかった。相当気を遣ったつもりだが、五人の客にぶつかった。
店員は金髪の若者だけのようだ。彼は麺の湯切りをしながら私に言った。
「おすめすは、とこんちゅチャメっしゅ!」
隣の客が「とんこつチャーシュー麺がおすすめです」と通訳してくれたので、せっかくだからとそちらを注文する。
しかし十分後、私の前にはキャベツラーメンのどんぶりが置かれた。周りを見たら、ほかの客にも同じものが出されていた。
親切な隣の客がこっそり教えてくれた。
「店名の『ポンコツラーメン』にふさわしいポンコツっぷりでしょ? でも味は間違いないんですよ」
推しの店が一軒できた。
その他
公開:25/02/12 22:05
更新:25/02/13 07:31
更新:25/02/13 07:31
☆やコメントありがとうございます✨
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イラストはibisPaintを使っています。
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