波に乗る
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膝下15㎝のスカートにおさげの髪、黒縁メガネという典型的な地味っこの私は「流行」というものに憧れていた。ある日、私は変なものを見つけた。ミニスカートをはいた今時女子が、サーフボードを抱えて堂々と立っている!
「あの…何をしているんですか」
「2025年流行の波を待っているの」
「はい?」
「知らないの?人間は乗りたい波に乗ることで『センス』が構築されているのよ」
「でも、どうして街中に」
「目をこらすと波が見えるでしょう?ちなみに、あなたが乗っているのは地味の波ね」
地味の波って…
「あっ来た!私の波!」
「あの!私も乗りたいです」
「…あなたはだめ。たぶん、あなたが乗りたいのはこの『流行』じゃない」
そう言うと、女の子は来た波に乗って行ってしまった。私はしばらく過ぎ去っていく波を見つめていたが、ついにびびっとくる波を見つけた。それは…平成ギャル「ヤマンバ」の波だった。
「あの…何をしているんですか」
「2025年流行の波を待っているの」
「はい?」
「知らないの?人間は乗りたい波に乗ることで『センス』が構築されているのよ」
「でも、どうして街中に」
「目をこらすと波が見えるでしょう?ちなみに、あなたが乗っているのは地味の波ね」
地味の波って…
「あっ来た!私の波!」
「あの!私も乗りたいです」
「…あなたはだめ。たぶん、あなたが乗りたいのはこの『流行』じゃない」
そう言うと、女の子は来た波に乗って行ってしまった。私はしばらく過ぎ去っていく波を見つめていたが、ついにびびっとくる波を見つけた。それは…平成ギャル「ヤマンバ」の波だった。
青春
公開:25/07/29 11:00
更新:25/07/29 11:01
更新:25/07/29 11:01
ショートショート、ミステリー、ファンタジーが好きな中学生です。
舞台台本を書いていたりします。
しばらく投稿していませんでしたが、よろしくお願いします。
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