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タカキが
汗をかきながら
のどを鳴らす
麦茶の消費のはやさに
夏の暑さを感じる
グラスを流しに置いたタカキが
なかなか帽子を
かぶらない
何かあるみたい
わたしに教えてくるものがある
こっそり見ていたら
四股を踏みはじめた
なぜ四股なのか
とそのことより
すっと高くあがる足に
タカキの成長と
若さを感じ
うらやましくなった
見惚れてもいた
タカキが帽子をかぶり
外へ遊びに行ったあと
まねをして
四股を踏んでみた
イメージするところは
タカキのように
しゅたっと足が
あがるさま
そこまでではないにしても
ある程度は
あがってくれるだろうと
思い描いていた
はたしてそのとおりには
いってくれなかった
自分の年と老いとを
感じずにはいられない瞬間
落ちこむけれど
それは同時に
子どもが確実に
成長していることの
証でもあって
わたしのその問題は
あっさり帳消しにできた
.
汗をかきながら
のどを鳴らす
麦茶の消費のはやさに
夏の暑さを感じる
グラスを流しに置いたタカキが
なかなか帽子を
かぶらない
何かあるみたい
わたしに教えてくるものがある
こっそり見ていたら
四股を踏みはじめた
なぜ四股なのか
とそのことより
すっと高くあがる足に
タカキの成長と
若さを感じ
うらやましくなった
見惚れてもいた
タカキが帽子をかぶり
外へ遊びに行ったあと
まねをして
四股を踏んでみた
イメージするところは
タカキのように
しゅたっと足が
あがるさま
そこまでではないにしても
ある程度は
あがってくれるだろうと
思い描いていた
はたしてそのとおりには
いってくれなかった
自分の年と老いとを
感じずにはいられない瞬間
落ちこむけれど
それは同時に
子どもが確実に
成長していることの
証でもあって
わたしのその問題は
あっさり帳消しにできた
.
その他
公開:25/07/18 13:52
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