最後の晩餐
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太陽の寿命が迫っていた。
太陽は膨張し続け、地球は灼熱の世界へと変貌していた。
そろそろ生命にとって、地球最後の日となるだろう。
大昔に、こんな質問が流行ったという。。
『人生最後の日に、何を食べるか?』
考えてみると、これほど幸せな質問もない。
カレーを食べるか、ハンバーグを食べるか。
いや一段落として、ご飯を食べるか、パンを食べるかでもいい。
全ては食べ物があって、それが食べられるだけの体があってこその話だ。
作物は枯れ、食べられる生き物もなく、仮に食べ物があっても、もはや噛み砕くだけの力もない。
それでももし万全の状態で、食べられるなら……。
私は一人、最後の時をその夢で紛らわせた。
太陽は膨張し続け、地球は灼熱の世界へと変貌していた。
そろそろ生命にとって、地球最後の日となるだろう。
大昔に、こんな質問が流行ったという。。
『人生最後の日に、何を食べるか?』
考えてみると、これほど幸せな質問もない。
カレーを食べるか、ハンバーグを食べるか。
いや一段落として、ご飯を食べるか、パンを食べるかでもいい。
全ては食べ物があって、それが食べられるだけの体があってこその話だ。
作物は枯れ、食べられる生き物もなく、仮に食べ物があっても、もはや噛み砕くだけの力もない。
それでももし万全の状態で、食べられるなら……。
私は一人、最後の時をその夢で紛らわせた。
その他
公開:25/06/14 09:22
皮肉屋さんの小噺
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