文字に温度がある世界〜ヒロシの場合〜

『放課後に屋上に来てね。』
博の下駄箱に入っていた謎の手紙。文字は熱かった。誰からか不明だが文字の熱さから告白率99.9％だということだ。
博は特技がない男子校高校生。博には好きな人がいる。隣の席の咲だ。博は授業中咲を見ていた。咲の友で保護者の愛も近くにいる。
…これ誰からのだ？文字が熱いから俺の事が好きなんだ。その日博は授業に集中できなかった。
ついに放課後。屋上へ行くと二人女子がいた。咲と愛だ。咲からの告白かと思い博が近づくと、
/博君授業中咲を見てるよね。やめて。
博は固まる。
/え？
/だから、博君咲を見るのやめて。咲からも言って。/見てくるの、やめて。咲も言う/相談されてたの、もうやめてね。よろしく。
と二人は屋上を去ろうとする。/え告白は？
/無いわよ。意外にも咲が。/文字が熱かったのは!?/咲は怒ってたのバカね。
そう言い屋上をでた。屋上には博がひとり。/0.1％、ひいたかぁ