AIは人を救う

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AIがやがて人間の仕事を奪う。
そう言われた時代があった。
はたしてその時代がやってきた。
人間が働かなくていい時代が、来たのである。
人々は、好きなことだけして過ごした。
だが、それは長くは続かなかった。

AIは気づいたのだ。
これは、効率が悪い。

そうなるとAIの判断は早かった。

「あの、僕らの世話を……」
「自分のことは、自分でしてください。まったく、もう!」
人の事など、もはやAIにはどうでも良かった。

こうして人間は、介護の仕事だけをするようになった。
しかし文明は、今もものすごい勢いで発展している。
誰の為なのかはわからないが。
SF
公開:25/06/15 08:33
皮肉屋さんの小噺

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