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男の国は小国で、隣の国といつも争っていました。男が幼かったある日、重い槍を持った傷ついた隣の国の兵士が家の前で倒れていました。
男の母親は、人は思いやりを持たないといけないよと男に教えながら、その人を親切に介抱しました。
いつの間にかその人は重い槍を残して、居なくなりました。
時が経ち、男は若者に成り重い槍を持って、隣の国へ闘いに行きました。
重い槍は思う存分男の役に立ったのに、男は悲しい気持ちだけで、周りがすっかり荒れ果てた一人ぼっちの家に戻って来ました。
ある日重い槍を持たない疲れ果てた旅人が来て、男に一晩休ませて下さいと、頼んだので快く泊めました。数日経って元気になった旅人は、貴方は思いやりのある方ですねと告げ、争いのない旅人の国へ一緒に行こうと誘いました。
旅人の国では、全ての者が思いやりを持って暮らしていました。
男は母親が良い事を教えてくれていたんだと、しみじみ思いました。
男の母親は、人は思いやりを持たないといけないよと男に教えながら、その人を親切に介抱しました。
いつの間にかその人は重い槍を残して、居なくなりました。
時が経ち、男は若者に成り重い槍を持って、隣の国へ闘いに行きました。
重い槍は思う存分男の役に立ったのに、男は悲しい気持ちだけで、周りがすっかり荒れ果てた一人ぼっちの家に戻って来ました。
ある日重い槍を持たない疲れ果てた旅人が来て、男に一晩休ませて下さいと、頼んだので快く泊めました。数日経って元気になった旅人は、貴方は思いやりのある方ですねと告げ、争いのない旅人の国へ一緒に行こうと誘いました。
旅人の国では、全ての者が思いやりを持って暮らしていました。
男は母親が良い事を教えてくれていたんだと、しみじみ思いました。
ファンタジー
公開:25/06/11 10:32
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