真夏の一閃!

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キーーンッ!
鋭く冴えた音が響き、一瞬の静寂。人々の叫びも、生温く嫌な夜風も薙ぎ払う涼やかな一太刀。男は、その切れ味を心ゆくまで楽しんでから、固く閉じていた瞳を開く。

祭囃子が帰ってくる、頭上に閃く花火の黄金、目の前で笑う彼女。浴衣の裾で拭ったその唇は鮮やかな緑に染まっている。
その他
公開:25/06/10 19:24
140字小説

花笑みの旅人( 気の向くまま )

ページを開いてくださり、ありがとうございました!

※6月12日〜6月末まで、色々と鍛える為に毎日投稿にチャレンジ中で〜す(⁠◔⁠‿⁠◔⁠))
若干カーブミラーに取り憑かれた人みたいになっていますが、概ねその認識で間違いはない

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