幸福の理由
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男は、幸福な生活を送っていた。
自分のレベルからすると、不相応な幸せといっていい。
なぜこれほど幸せなのか、きっかけが思い出せない。
ある時、突然に降って湧いたかのように思える。
話は過去にのぼる。
男は、悪魔と出会った。
ガタガタ動く大きな石があったので、動かしてみると、煙とともに現れたのである。
それはまったくの偶然だった。
悪魔は言った。
「お前の願いを一つかなえてやろう。ただしお前の記憶を一つ頂く。本来は選ばせないのだが、助けてもらった礼として、その記憶はお前に選ばせてやろう」
こうして男は幸せを手にし、そのことを忘れた。
悪魔の記憶など持ち続けても、良いことはないからだ。
あなたがもし今 幸せなら、その理由は考えない方が良い。
自分のレベルからすると、不相応な幸せといっていい。
なぜこれほど幸せなのか、きっかけが思い出せない。
ある時、突然に降って湧いたかのように思える。
話は過去にのぼる。
男は、悪魔と出会った。
ガタガタ動く大きな石があったので、動かしてみると、煙とともに現れたのである。
それはまったくの偶然だった。
悪魔は言った。
「お前の願いを一つかなえてやろう。ただしお前の記憶を一つ頂く。本来は選ばせないのだが、助けてもらった礼として、その記憶はお前に選ばせてやろう」
こうして男は幸せを手にし、そのことを忘れた。
悪魔の記憶など持ち続けても、良いことはないからだ。
あなたがもし今 幸せなら、その理由は考えない方が良い。
公開:25/06/10 06:00
皮肉屋さんの小噺
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